はじめに確信があった。

確信は、暴力とまぐわい、正義を産んだ。

暴力は、正義によって聖別されて、権力となった。

権力は、正義を法と改めて、一切を相続させた。

法のもとで、新たな確信が現れる。

確信は、暴力とまぐわい、正義を産む。

暴力は、法を殺して得た血と正義によって聖別されて、権力となる。

権力は、正義を法と改めて、一切を相続させる。

そして、法のもとでまた、新たな確信が現れる。

かくして、歴史の絹糸が編まれていく。